2021年3月17日 (水)下河内糀屋のえ氏による【南河内の味噌と糀〜白味噌づくり体験〜】を開催しました。
今回のセミナーは南河内で味噌と糀作りをされているのえさんをお招きして、この地域の白味噌作りと味噌のお話をしていただきました。
原材料にこだわり、あえて、昔ながらの製法で作
られるのえさん。
お話も自然体ですぐに引き込まれました。
京都の白味噌は極上〜
大豆の皮のあたりに味噌が赤くなる成分があり、赤くならないように皮をを取り除き、手間暇かけて白さと甘さと滑らかさを追求した贅沢な特別な味噌。
対して南河内の味噌は、米粒感も残り、レシピもざっくり、一晩こたつで寝かせるねん。それぞれの家の味、でもうちの味噌が一番美味しいとみんな口を揃える。普段使いの家庭の味噌。
味の秘訣は抱糀。
専門家からすると、味噌に甘酒を混ぜていることと同じと言う、南河内の味噌の作り方ですが、この南河内の地に住む人たちの味噌の好みが甘い白味噌だった!のです。
土と花のように
米粒は土、糀の種から根を伸ばし、土の上には糀の種から花を咲かせる。それが糀!
想像するとなんて儚いお話しだろうかと感じました。
体験の最後にはのえさんのお味噌をいただきました。
スプーンに一杯、お湯に溶くだけなのですが温かい味わい、優しい香りが疲れた身体の隅々にまで染み渡りました。
つくり手のお顔、人柄が味に出ていました。
味噌づくりの材料は米糀、大豆、塩(地域によります)
なんてシンプル!
シンプルだからこそ、素材にこだわり、丁寧に作ることで、心も体も喜ぶものが出来上がるのだと感じました。
今年度の糀と味噌の販売はすでに終了されていますが、下河内糀屋様をぜひチェックください
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